Rベアリング交換

はじめに

製造後15年, 5万kmを乗ったバリオス.
次の5万キロのためのステップとしてホイールベアリング交換に挑戦.

必要なもの

作業

Rホイールが外れたところから.
ディスク側、オイルシールを外すとサークリップが見えます.
まず、このサークリップを頑張って外しましょう.
私は安物工具でかなり苦労しました・・・

次にベアリングプーラーを差し込みます.

こんな感じでやぐらを立てます.
あとは、ねじ込んでいって外すだけ.

まっちゃっちゃ

スプロケ側のベアリング外しの図はないっす.
スプロケのベアリングは両側シールではなく片側シールです.
先日、グリスアップしたのですが、結構よごれてますね.

いよいよ圧入.
特殊工具を作ってみました.
中心が内径にあわせてありずれないようになっています.
また、外側3mmほどがでっぱっていて、ベアリング外枠のみを叩くようにしてあります.

まずはディスク側から圧入するのがセオリー
特殊工具を使って、垂直になるように少しずつ慎重に叩き入れていきます.

奥まで入ると音が変わるといいます.
これ、奥まで入った(と思う)図.

スナップリングを入れます.

反対側はローターがあるので,斜めに立てかけた状態で圧入。
先に圧入したベアリングとの間にディスタンスカラーが入ります.
このカラーをどうやって真ん中に保持するのか、検索しても載っていなかったので、 アクスルシャフトを使って見ました.
アクスルシャフトが反対側から飛び出ています.

こちら側の終盤は、神経を使います.
反対側のベアリングとディスタンスカラーを挟み込みます.
この挟み込む力を圧入で生み出すのですが、 圧入しすぎるとベアリングの動きが渋くなるようです.
私は,
・片側のベアリングを回すとディスタンスカラーを伝達して反対側も回転する
・ディスタンスカラーが横にずれない
ことを基準に圧入量を調整しました.

スプロケ側は圧入前の写真しか残っていませんが, こちら側は精神的には楽です.
圧入面にゴミが残っていると噛みこんでしまいますので、丁寧に掃除をします.
冷凍庫で冷やす前にグリスを塗りこみ浸透させておいた方が良いかも.

あとは、普段洗わないところをきれいにして、組み付けておしまい.

おわりに

作業後、30kmほど回ってきたのですが, 回転抵抗によるロスが劇的に減った感じがします.
最高速アタックをすると、伸びるかも(笑
1万5千キロくらいごとには交換必要かなぁ.