リアショック交換

はじめに

昨年の終わりごろ購入し, ついつい後回しにして放置し続けたリアサス.
自分が購入してから2年2万キロを走り, 以前のメンテナンス状態も気になるので、 リンク部のベアリング交換と同時にリアショックを新品交換した.
労力のわりに見た目ほとんど変わらず、幸せの黄色いバネを入れたいところだ.

必要なもの

作業

次のパーツを外しておきます.
・タンク
・サイドカバー
・レギュレータ
・サイレンサー(エキパイ部も?)

Rホイール外しと同様に, タイヤを浮かす前に, すべてのボルトを軽く緩めておきます.
ただし, リアショック下側は無理でした.
サス周りはすべて17mmのボルトです.

これが本日の交換対象を左から撮った写真.
SMやPLでは、すべて左側からボルトが刺さってますが, 写真を見ると1つだけ右側からボルトが入っています.
どうやら, 前オーナーは, 1回はグリスアップ等しているのでしょうか?

ちきちきと外していきます.
まずは, スイングアームとリンクを結合するアームを外しました.
これでリアショック下部のボルトを緩めることができるようになりました.

手ぶれしまくりで(汗, 写真が飛びますが, 外れたリアショックと新品.
ボロボロ・ドロドロですが、特にオイル漏れ等はないです.
これは、次回の交換までに、OHに出すことにします.
違いは, ダストよけの覆いっぽいものがついたことでしょうか.

そうこうしているうちに、全部外れたようです.
スリーブのチェックを行いますと, スイングアーム側のスリーブに接触痕が残っています.
今回、スイングアームは外さないため、 ベアリング交換はしないのでちょっと心配です.
パーツクリーナーで古いグリスを洗い流し, 「もう駄目〜」と叫ばれるくらいモリブデングリスを塗りこみます.

リンク側はニードルベアリングを交換します.
ベアリングプーラーを使って一つ一つ料理していきましょう.
実は使い方を間違えて工具のネジが舐めてしまいました(恥
念入りに調べたほうがよさそうですね.
ここら辺が参考になるかと.

まず引っ掛ける工具をニードルベアリングに押し込みます(写真下).
次に, 押し広げる工具を押し込んでいき(写真上), ベアリングを内側から抑えます.

次にやぐらをかけます.
先ほどのベアリング側の工具に1cmくらいかかるまでボルトを入れていきます.

これ以上はボルトをねじ込みません.
中間の14mmナットを回していくと、ベアリングが抜けていきます.

つぎはいよいよ圧入.
ベアリングを垂直に入れるのが勝負になります.
結局、C型クランプでツライチまで押し込むことにしました.
そのあと、10mmスタッドボルトとワッシャ、 19mmソケットで5mmまで押し込みました.
小さいベアリングは17mmソケットです.

すべてのベアリングの圧入が終わりました.

シールをつけて, いよいよ組み付け.

トルクレンチを使うのであれば, まず、リアショック下側を完全にFIXしてしまいます.
その後、フレーム側, ショック上側、スイングアーム側と仮止めしていき, 最後に規定トルク59Nで締め付けます.

おわりに

しなやかな足回りを感じ取れるか自信がありませんが、今度の峠が楽しみです.
劇的に変わっているとうれしいな.