まずバンジョーを緩めてフルードを抜きます.
写真は取り付け時のものですが,
5mm6角レンチを使ってキャリパをはずします.
固い場合は,写真のようにメガネをエクステンションとして利用すると,
てこの原理により力がかけやすくなります.
狭いところですので, ネジが舐めないように気をつけてください.
キャリパーはずしたら、バケツにお湯を張って、
台所用中性洗剤と歯ブラシで回りを一気にきれいにします.
外観がきれいになったら、歯ブラシを使ってオイルシール、
ダストシールをはめ込む溝をきれいきれいします.
洗い終わったら,ドライヤーで冷風を当てて乾かします.
#Fブレーキでは真鍮ブラシを使いましたが,
塗装がなされている?ように見えるので、今回は使っていません.
#この青っぽいものは錆でしょうか?塗装でしょうか?
次はピストンです.
コイツも熱湯と洗剤、そして歯ブラシでごしごしします.
フルード漏れを起こすので,傷をつけないように注意しましょう.
どうしても落ちない汚れは,耐水ペーパーで磨きをかけます.
縦方向ではなく円周方向に磨くようにします.
こちらも、終わったらドライヤー等で乾かしましょう.
ブレーキフルードは水分に弱いので完全に乾いてから, 次の作業に移りましょう.
(完全を期するために一晩放置するほうが良いと思います.)
いよいよオイルシール、ダストシールを溝にはめ込みます.
この時、オイルシールには傷をつけないように
細心の注意を払ってください.
写真はダストシールですが,
こちらはFブレーキ用と構造が違いました.
Rブレーキ用はピストン側にも溝があり,
キャリパの溝とピストンの溝の両方にはめ込むタイプです.
シール類をはめたら,ピストンを押し込みます.
シール内側には,ピストンのすべりを良くして入れやすくするために,
シリコングリスを塗ります.
ダストシールの構造が異なるために結構苦労しました.
(先にキャリパにつけたり、ピストンにつけてみたり.)
結論としては、キャリパにつけておき、
少し手前側に引っ張りながらゴムの弾性を利用して伸ばしつつ
ねじりこんで行くしかないようです.
写真でわかりますかね?キャリパとピストンの先端の溝をゴムが伸びて覆っています.
ちなみに塗装のはげですか?
最後にブレーキラインに装着します.
キャリパを緩めにつけ、まずブレーキホースを固定してください.
(メッシュの場合固いのでキャリパが動いたほうが楽だと思います.)
それからキャリパ取り付けボルトを固定してください.
エア抜き頑張ってください.